バンド活動をしていた時にもっと学んでいれば結果は違ったのか

どうもひろぎんです。

僕はブラック企業の大手飲食チェーンで社員として社畜をしていたのが2008年から2015年夏までなので、

トップダウンの前時代的な組織に7年間の間奴隷のように仕えていました。

これは僕のようなメンタルが元々弱く、会社に入ってからさらにパワハラまがいのどこにも逃げ場のない環境下だったことがずるずると続けてしまっていた要因であると思ってます。

そんな中で中学時代の友人がバンドをやらないかと、

2014年の忘年会で突然僕に切り出してきたのです。

元々僕は音楽が好きでギターやキーボードを演奏していたし、

その友人とも昔バンドを組んでいたことはあったし何か熱いものを感じたので

よしやろう!

俺達で日本の音楽業界、世界の音楽を変えよう!!!

などと物凄い盛り上がって沸いたのを覚えています。笑

そして約3年間活動しましたが僕はメンバーとやることに疲れてしまったので、脱退しました。

このバンドはライブをやったりSNSやブログ、ホームページを作成してPRしていたのですが、

ライブに来てくれる固定客は一人もつかむことができなかったのです。

世界の音楽どころか日本の音楽どころか一人の価値観も変えることはできなかったのです。

そしてバンドを辞めてからは借金で首が回らない状況を変えるのは

圧倒的に稼ぐしかない!

そう思ったので色んな方のやメルマガを読み勉強、そして学び始めました。

まだまだ僕は始めたばかりでそれこそヒヨコの前の段階なのですが、

少しづつ知ったビジネスに関する情報から考えると、

そりゃあのバンドにお客さんが付くわけなかったなと

すごく腑に落ちるようになりました。

やは全員がそれぞれ強い世界観を持ったメンバーだったのと、

アーティスト志向がとても強かったので、

バンドとしては大衆的な、売れ線みたいなすぐにわかりやすい路線は嫌だ、

自分たちだけのオリジナルな独創的世界で誰も聞いたことないような音楽がやりたい、そう思っていたので聴いたことのないようなカッコいいものを作る。

そこを意識して曲を作ったりライブをやっていました。しかし実際考えると魅せ方、告知、宣伝の仕方がまるでダメだったんですね。

いわゆるブランディング化できていないしコンセプトブレまくり、誰に向けて知ってもらいたいとか何も考えてなかったのですよ。

一般的なファン層が聴くようなキャッチーさがない上にマイナー中のどマイナー路線なので、聴いてみたいと思う人自体がまず少ない、しかも僕らにしかない売りは特にないく、あるとすれば大量のアルコールをライブ前に摂取してメンバーが異次元に行ってしまうことぐらいか。

聴いてもらいたい人にアプローチしなくてはいけないのに的外れなことばかりやっていた。

これではもし飲食店ならお客さんが入ってくることはないですよね。

無知でした。

もちろんある程度は音楽の腕を磨かなければミュージシャンとしてはそもそもいけません。

他の人と違うことも必要であると思います。

しかし一方で自分たちでセルフプロデュースをしないといけないので、自分たちで作るバンドいう商品を売っていかなければなりません。

その意識が当時は全員皆無だったのです。

だからあの時ビジネスを少しでも学んでいれば集客できたんじゃないかな

と今更ながら思うのです。

いかに無知で無駄な努力をすることほど遠回りなのかがよくわかりました。

ではここでイキナリですが、

僕の大好きなX JAPANというバンドの話をしたいと思います。

X JAPANは今では日本を代表するバンドで、悲願だった海外ツアーなどの成功により世界中で活躍しているスーパーバンドとなりました。

しかしそんな世界的なスーパーバンドにもやはり下積みの時代があるのです。

当時X JAPANになる前のデビュー前のXだったリーダーのYOSHIKIさんは、

まだライブハウスは満員にできるがまだまだ知名度は低いインディースでした。

どうしたら自分のバンドはもっと日本中の人々に聴いてもらえるように

なるのだろうか、自分の音楽は聴いてもらえ絶対に良さがわかるはずなのに。

そこでYOSHIKIさんが考えたのは何でもいいからとにかく有名になろう、

その中で多くの人々の目に留まれば何人かは聴いてくれるかもしれない、

聴いてくれさえすれば絶対に自分の音楽を気に入ってくれるんだ!

ということでデビュー前のXはなんとヘビメタバンドがお笑い番組に出るという当時では異例のTV出演を果たします。

しかもその番組とは、あのビートたけしさんの

「天才たけしの元気が出るテレビ」という、

当時のお茶の間の超人気お笑い番組です。

世間では当時まだ不良のイメージが強い金髪のヘビメタバンドは完全に色物扱いされ、バカにされたりバッシングを受けたり、白い目で見られる時代でした。

しかし結果的には当時そんなバンドは珍しいため、逆に知名度を爆発的に上げたのをきっかけに若い世代から絶大なる人気を勝ち取ったのです。

一気に有名バンドとなったXはメジャーデビューを果たし、

デビューアルバムが当時異例の60万枚をセールス、その年の音楽の新人賞を総なめし、当時デビューから3年で東京ドーム単独公演を行ったという記録を作ります。

そしてその後も数々の伝説を打ち出していき解散、復活を経て、

ついに日本が誇る世界的スーパーバンドとなりました。

まさにYOSHIKIさんは自分の音楽を聴いてもらうためには批判を覚悟のうえであえてお笑い案組に出演して宣伝するというメディアを巧みに使うことにより、大ブレイクをするという大成功を収めたのです。

これはもちろんX  JAPANの音楽や魅力が素晴らしいということがあって成り立つものであるのは言うまでもありませんが。

というわけで僕はバンド活動をしていた時もう少しこういうことを考えたり

学んで行動していればファンがそこそこいたり、コアな海外ファンのために

海外フェスに出演していたかもしれません笑

なにはともあれ学ばないと話にならないですね、せっかく何かやるんなら

花を咲かせたいですよね。

別にスーパースターにならなくても凄い人にならなくてもいいので、自分のやっていることを好きな人たちいて認めてくれて、その人たちと楽しいことを共有できることが幸せなのかなと思います。

だから僕も人に価値を提供できるようになために今はひたすら学んでアウトプットして知識つけて、

ドラクエで言うところのレベル上げをしていき、強い勇者になれるように鍛錬していきます。

何が言いたいのか良くわからなくなってしまいましたが、こんな長い駄文をお読みくださり誠にありがとうざいました。