仕事で失敗して落ち込んでる人へ、僕が飲食店時代にした大きな失敗も今では笑い話だ

どうも、ひろぎんです!

失敗ってなんですか?

いきなりなんだ、と思いますよねw

僕が思う失敗は挑戦をしないことだと思ってます。

僕は中学生の頃に好きだった女の子にすでに彼氏がいたためこりゃダメだと思い、告白せずに自分の胸の中に気持ちをしまい込みました。

これは最悪です。

もしかしたら告白して彼女の気持ちが変わったかもしれないしやはりフラれたかもしれません。

これは何が最悪かって告白する経験も得られなければ逃げたわけですから何も残らなかったことです。

会社やバイトで盛大にミスって損害を与えてしまったり、クレームを出してしまい責任を感じて落ち込んでしまったりする方に言いたいです。

大丈夫です。どんな失敗も命まで取られることはないですから!

僕の飲食店時代の失敗だとオーダー間違いや料理を床にぶちまけてしまったり、お客さん怒らせたり、会計間違いとかですかね。

あんまり大したことない?

アァッ!!とても大きな失敗を思い出しました。

寿司屋で7、8年前の僕がまだホールマネージャーだった時です。

ある日の夕方に、とても陽気でガタイの良いおじさんがカウンターで一人で飲みに来ました。

そのおじさんは何しろレモンサワーを飲むのがものすごく早くておかわりのペースも飲む量もハンパないおじさんでした。

でも悪酔いしたり暴れたりするわけでもなく終始ご機嫌な感じの我々からしたら楽しい豪快なお客さんです。

とても陽気でよくしゃべる人で仕事は土方の会社の社員寮の寮長をしているそうです。

寮に住んでるたくさんの社員に料理を毎日作る仕事をしているとのことでした。

僕らはそれから寮長と呼ぶようになり、寮長は僕ら従業員まで楽しくなるような気さくな人でした。

それから寮長もうちの店を気に入ったみたいで毎日来るようになりました。

1日でレモンサワーを10何杯も飲むし、料理もよく食べてくれるので毎日使ってくれる金額もすごいものです。

そんな寮長が2週間くらい連続で通ってくれるようになった時でした。

今度うちの寮の連中とここで宴会やろうかな

寮長が自分の寮の人達を集めて50人ぐらいの宴会をやるということで日にちと座敷席の予約をしてくれたのです。

料理についても何日かに渡って料金と内容を話し合って打ち合わせをして最終決定しました。

時期的にお盆過ぎの8月末の売り上げが低い時期にそんな大きな金額の宴会をやってくれるというので僕らにとって寮長はもはや神ですか?!というレベルになってました。

しかし僕らはこの時にとても大きな失敗をしていました。

日にちと宴会コースの予約受付をし、万全な状態のはずでした。

しかしなんと、、、

寮長の名前も携帯番号も聞いていなかったのです。

正確には聞いても教えてくれなかったのです。

寮長は毎日来るから連絡先はいいよみたいに言われ僕もま、いいかと納得してしまいました。

しかし宴会の日が近くなって来た頃から寮長が店に来るのが週三回、二回、一回と回数が減り、その後宴会の1週間くらい前には全く姿を見せなくなりました。

僕らははじめてこの頃から少し危機感を感じはじめました。

あれ、寮長来なくなったけど大丈夫だよな?

ただ、店に来るのが毎日でなくなりはじめた頃に、人がいなくなって寮の仕事が忙しくなったと寮長が言っていました。

でも必ず宴会はやるから人数の上限はあるだろうけど絶対やるから大丈夫ということを言われてました。

僕らは寮長の言葉を信じきっていたので不安になりながらもどこかで安心していました。

しかし僕らの不安をよそに、結局全く寮長とコンタクトを取れないまま当日を迎えました。

キャンセルとみなして準備しないでおこうか迷いました。

しかしいちおう寮長との約束なので50人分の宴会料理とドリンクも用意して寮長の到着を待ちます。

この宴会のために仕入額もすごい金額だしホールアルバイトも当然たくさん張ってます。

もしも来なければ損害はハンパないため僕は心臓がばくばくしていました。

結局待てど暮らせど寮長は店に現われず、キャンセルの連絡もないまま無情にも時が流れます。

やっちまった、どうしよう

念のためにこのようなことが起こっているということをエリア長、部長にも話してありました。

なぜなら宴会予約を会社に報告しているため、この日の売り上げと仕入額、原価率を見たら売れてないことがすぐにバレるからです。

来なかったという結果を話すと部長とエリア長にはメチャクチャに怒られました。

なんでそんな基礎中の基礎できてないんだ!

ガミガミ、ガミガミ、、、

電話の向こうで長いこと怒号が響き渡ります。

ブラック企業で一昔前の体育会系の組織なためメチャクチャに言われます

しかしこれは部長やエリア長のおっしゃる通りです。

当たり前のことができていなかったです。

しかし起きてしまったことは変えられないのでいかに食材とドリンクをムダにしないかを上司と検討します。

その日に売らなくてはならないものは他のお客さんに売ったので被害は最小に抑えました。

ドリンクはしばらく注文せずに使えば良いし、とりあえずなんとかなりました。

上司にはこっぴどく叱られましたがこれも一つの貴重な体験です。

そして騒動の発端である寮長はその後は二度と店に現れることはありませんでした。

チキショー、なんてこった。

まぁこちらの確認不足だもんな。

というわけでこれは僕の中でかなり大きな失敗体験となりました。

要因はお分かりですね、お客さんの名前も連絡先も聞かずに大きな宴会予約を受けてしまったということです。

確かにこれは失敗です。

しかしこの失敗から僕はお客さんとどれだけ仲良くなろうが必ず予約を受ける時は常連であってもしっかりと名前と連絡先を聞くようになりました。

中には俺は常連の客だから大丈夫だ、いちいちそんなこと聞くなという方もいましたが自虐ネタで寮長の話をして笑って応じてくれるようになりました。

お客さんとの会話でもネタになったので全く最悪なだけの経験にはなりませんつなした。

失敗ってその時は失敗ですけど失敗した経験は得ているのでムダではないです。

あと最悪の事態も想定して用意した食材をロスを出さない方法を店で考え結果的にうまくいきました。

なので失敗は失敗でもその後に活かせばその出来事は失敗ではなくなります。

だから仕事で大きなミスや間違いをして落ち込んでいるという人がいたら安心してください、正直に報告して対処すればなんとでもなります。

一番良くないのは報告が事後になってしまうこと、報告せずに処理しようとすることです。

逃げても必ずその問題は大きくなって発覚します。

だったら今ものすごい怒られるけどもっと大きな問題になってクビになったり捕まったりするよりマシだからすぐ報告しましょう。

大丈夫1週間いや、3日すれば周りも自分も忘れてますから。

以上、大きな失敗やミスをしてしまったとしても正直におそれずに立ち向かおうというお話でした!

それでは、ありがとうございます!

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