どうも、ひろぎんです。
僕はブラック飲食で働いていた時にあまりにも膨大なストレスと肉体的にキツすぎたのが合わさって鬱になりました。
鬱と言っても僕の場合は幸いなことに毎日自宅で引きこもって死にたい死にたいとやるほど重症ではありませんでした。
仕事に行くのがものすごくキツイけど行ってしまえばスイッチが入り店長モードで無理やりキャラを作って乗り切ってました。
まぁその無理を続けたツケがあとでまわってきたわけですが、、、
飲食社員時代の一番キツイ時期で毎日15、6時間は店にいました。
それに通勤が往復1時間ずつ、となるとここから睡眠、食事、シャワーなどの時間を引くとほぼ自分の時間はありません。
ここにさらに飲みに行っていた時間があるから今思えばスゴイ、どこにあったんだそんな時間笑
なので体感では1日が8時間くらいで終わる感覚でそのぐらいあっという間でした笑
給料や待遇が良ければ喜んでやってたかもしれないがボーナス、昇給もないのにサービス残業や休日出勤しまくり
その上責任が重い、会社からものすごい詰められる、そりゃ鬱になりますわ
店長になった時もはじめ役職手当つかなくて給料変わらないのに責任は重いという、、、
これはマジでブラックですよね笑
精神的なストレスで言うと休みが取れない、休みと決めても大きな宴会が入ったりバイトが休んで穴埋めで出勤したり、会議が入ったり、上司から呼び出し等
まず休みを取るのが非常に難しかった。
あと上司から常に売り上げ、利益、店の清掃、クレーム、企画などについてきびしく詰められていたことや
会社がトップダウン体制で体育会系でヤ◯ザみたいな組織の派閥争い、イジメ嫌がらせに
恐怖政治で社員を監視していたことや
部下のほとんどが自分の父親世代でやりづらいということもあったと思います。
なので週一とか二でかろうじて休みが取れた日にこの激務からの反動が一気にきました。
まず朝起きたら憂鬱な気分でとにかく気持ちが沈んでいて布団からまったく出られません。
これは毎日が辛くて気持ちが沈んでいるのと貴重な貴重な休みなのに疲れすぎて起きたのが夕方というショックの両方です
さらにめまいがあり、耳鳴りのキーンという音が何重にもなり続けてました、
アパートの隣や上の住人の生活音が異常なほど気になり、聞こえる音すべてが自分に対して批判をしている、
何か不満をぶつけられていると思い込んで恐怖で震えていました。
なので自分は生活音をたててはいけないという謎の強迫観念にかられて
部屋を忍足で動き、タバコを吸う時のライターの音や水道、トイレ、シャワーですら使う時に出る音にビビってました。
電話も極力小さい声でしてたし、マナーモードわすれてて着信音が鳴ってしまったときはマジで焦りました笑
あと近所のお婆さんがうちの目の前で井戸端会議をよくしてたんですが
それもなぜか自分への批判のように聞こえていました。
もう精神的にかなりおかしかったんでしょうね。
聞こえてくる音がすべて自分への批判と思い込んでいました。
当時住んでいた場所は繁華街からは少し離れた住宅地でしたが都内なので人に会わない時間はありません。
人と目が合うのも恐怖でした。
自分は批判されている、不快に思われている、という思い込みで明るい時間は外に出れません。
今おもえばお前はどんだけ自意識過剰なんだとツッコミたくなりますが当時はもうそれが辛くて辛くて苦しんでいました。
自宅にいる時は無気力なので当然なにもできず、ひどいときはひたすら天井をみながらタバコを吸って過ごしてました。
さらに自宅はゴミ屋敷だったので膝下くらいまでゴミが散乱していて、
自分が寝るスペース以外はゴミの山でした。
片付けや掃除は手がつけられません。
人に会わないように夜遅くに帽子、サングラス、マスクという完全怪しい格好でスーパーに買い物に行って酒やつまみを買います。
当時の唯一の楽しみは酒と音楽とパチンコでした。
メンタルが少しマシな日は夕方にパチンコ屋に行ってパチンコをしてましたがこれがまた勝てなかった笑
パチンコで5万10万負けてさらに気持ちが沈んで帰宅して怒りに身をまかせて泥酔して気絶してました。
そんなこんなで奇跡的に呼び出しもなく休めた休みは一瞬で終わり、
翌日からまた死ぬほど忙しくハードな生活がはじまるのでありました。
こんなことを繰り返しているうちに自分はなんのためにこの待遇でこんなになるまで働かなくてはならないのか、と思うようになります
そうなるとほとんどの人は辞めたらいいじゃん、と思うでしょう
しかし忙しい上に長時間労働に休みもないと人間は考える力を失います。
精神的に弱くなっているので他へ転職するのが怖かったり今自分が辞めたら他の社員や上司に迷惑をかけてしまう、
あるいは上司から怒られて仕事がしにくい状況になると思いました。
しかし自分がいなかろうが突然辞めても会社はつぶれないしどれだけ人がいなくてまわらない現場でも代わりの人間はかならずどこかからくる。
辞めた人間などすぐに忘れる。
辞める人間に誰も興味はない。
それが当時の僕にはわからなかったためにずるずると居続けてしまいました。
今となってはそんなこと気にせずもっと早く辞めれば良かったなと思います。
それも精神を病んでいたのが原因でしょう。
結局店舗異動が決まって辞めました。
これでしばらくは休養して穏やかな生活ができると思ってましたがそうはいきませんでした。
仕事を辞めて時間ができ、しばらくは毎日なにもしなくてよくなりました。
そうなると今度はあんなに毎日忙しくて寝る時間も考える時間もないくらい働いていた頃とのギャップでなぜか怖くなり
鬱がはじまりました。
こんなんでいいのだろうか、自分は生きてる価値があるのか、一体なにをしているのだろう
人間とは難しいですね
働きすぎたら病むし働かなくても病むという、
それから数年は飲食時代のギャップと闘いました
土日や祝日、年末年始にゆっくりしている、こんなことしてて良いのだろうか、
自分が土日の昼に飲食店で酒飲んでメシ食っていいんだろうか、
しばらくはガチでこんな感じでした笑
飲食辞めて約10年、もう今は鬱はかなり治りました
時々日によっては気分がすごく落ちる時がありますがかなり減りました。
とにかく我慢したり自己犠牲の精神で頑張りすぎることは良くないのでもうしません。
頑張らなくていいと思ってます、人間は適当に生きていいんです